2025年11月22日
「沓名名誉会長を囲む会」とレーザ業界の著名人
11月21日、中部レーザ応用技術研究会にて、名誉会長に就任された「沓名宗春先生を囲む会」が開催され出席して参りました。特別記念講演として、大阪大学名誉教授の加藤義章氏と片山聖二氏が沓名先生のこれまでの功績とレーザ応用技術の変遷などについて講演されました。本研究会は1990年に発足し35周年となります。ちょうど私が社会人としてスタートした年と同じで、自分がレーザ業界で重ねた月日と等しく感慨深いものがあります。特別講演の後は祝賀会が開催され、レーザ業界における著名人が沓名先生を囲み、和やかで楽しい談話が繰り広げられました。このような場に参加できましたこと、ローカルな場でありますが、心より御礼申し上げます。
沓名先生は2006年から2025年まで会長を務められたそうです。2006年頃はちょうどｋW級のファイバーレーザが普及し始めた頃です。それまでは、TIG／MIG／MAGなどのアーク溶接に加えて、CO2レーザやYAGレーザも溶接に使われ、ハイブリッドレーザ溶接機が注目を集め、ついでファイバーレーザの登場によって一機にシステム化が促進、加えて工法も進化したことで、接合にレーザを採用する企業が増加しました。現在はリングレーザやブルーレーザなどにより更に溶接工法が広がりつつあります。このように急激に変化を遂げた時代を沓名先生は常に最新技術を探求され牽引されてこられたことに感服します。
私は機械メーカ在職の折、2010年頃に先生と初めてお会いしたような記憶があります。その後、メーカ商社在籍時に3年間、主に異材溶接の研究をご一緒し、冶金学から視る溶接プロセスを学ばせていただきました。80才に近い年齢で、英語の論文をまるで日本文を読んでいるかのように、すらすら読まれる姿に感心したものです。まだまだ先生はご健在で大学などで講演・登壇されるとのことです。これからも材料工学における学術面で相談したいと思っています。
ビジョナリープロダクトは、レーザ技術と計測技術が専門です。今後のレーザ市場拡大の為、関連企業様のご支援をして参ります。レーザ技術のご支援に関しては、以下のページをご参照下さい。
引き続き、変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
令和7年11月22日
株式会社ビジョナリープロダクト
代表取締役 飯領田 晃