2025年4月26日
ものづくり展に出展されるレーザ機器や装置
ビジョナリープロダクトは、光・レーザ技術を得意分野としています。
4月中旬ポートメッセ名古屋で開催された「ものづくりワールド名古屋」に行ってきました。例年より多い入りで盛況だったように思います。レーザ機器やレーザ加工機は、Photonix展、Weldingショー、MF-Tokyoショー、JIMTOFなどをにターゲットに出展されますが、ものづくり展はわずかながらレーザ機器や装置、加工品などを出展する企業があります。

特徴として、展示ブースが小さい為、大きな装置は出展されません。ハンディ型ファイバーレーザトーチを用いたコンパクトな溶接機やレーザを利用したクリーニング装置、レーザーマーカーなどです。
昨今はアーク溶接に代りレーザ溶接が注目されています。なぜレーザなのか?それは高いエネルギー密度によって、熱影響や熱歪みが少ないながら溶け込みは深く、強度も高いからです。ではなぜ昨今になって普及したきたのかと言えば、安価な中国製のファイバーレーザ発振器やヘッドが採用され始めたからです。
今回出展していた概ねの企業が中国製のレーザ機器を採用していました。レーザは、Raycus、MAXフォトニクス、JPT製など、装置は、HSG、G-WEIKE、JPTなどです。一部国産というメーカもありましたが、中身のモジュールは中国製であったりします。これに対抗して欧米レーザメーカも各社中国対抗モデルの販売体制を整えつつある状況です。
その他、加工受託メーカやジョブショップが数社ほど出展していました。
今回は、あえて企業名はふせておりますが、色々お話していただいた企業様には感謝しております。
たとえ進出著しい中国製のレーザを利用しようとも日本のものづくり企業に貢献があれば、それはそれで良いように思います。欧米日も負けないよう差別化を真剣に考えていかないといずれ淘汰されてしまいますね。ビジョナリープロダクトは少しでもレーザ加工機を開発する、又は利用する企業を応援します。
引き続き、変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
令和7年4月26日
株式会社ビジョナリープロダクト
代表取締役 飯領田 晃